ノウハウ 法務部が抱える”見えない非効率”をどう解消するか
投稿日:2025年11月6日
法務部が抱える”見えない非効率”をどう解消するか

契約業務を日々担当されている法務部門の皆さまの中には、「ステータスが分かりにくい」「依頼がバラバラに届く」「結局、誰がどの案件を持っているのか見えない」といった、いわば“なんとなく不便”な状態に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
致命的なトラブルではないため後回しにされがちですが、こうした“小さな非効率”が積み重なることで、法務全体の生産性に大きな影響を及ぼしているケースが少なくありません。
■ 案件受付の“属人化”が生む見えない負荷
ContractS株式会社の調査によると、契約業務の課題は作成・審査から締結、管理に至るまで多岐にわたり、特に「案件受付」においては次のような課題が頻出しています。
・案件ごとの進捗状況が把握しづらい
・担当者ごとの業務量が不透明で、分担が難しい
・依頼窓口がメールやチャットなど複数に分散
・案件情報が共有されず、属人化が進む

■ 部門間連携を阻む“ツールの壁”
こうした課題を解決するために、すでに多くの企業がプロジェクト管理ツール(Backlog、Kintoneなど)やワークフローシステム、Googleフォームなどを試しています。
しかし、これらのツールにも一長一短があります。
たとえばプロジェクト管理ツールでは、案件の経緯が分散し、検索性や更新性が低下しがち。
ワークフローシステムでは申請と承認の往復が煩雑になり、かえって非効率になるケースも見られます。
Googleフォームは導入の手軽さが魅力ですが、実際のやり取りや管理が別ツールに分かれ、最終的には台帳管理が必要になることも。
結果として、「どのツールでも完璧には合わない」「業務に合わせて仕組みをカスタマイズするのが大変」という悩みを抱える法務部が少なくありません。
■ 現状維持の“安心感”を越えるために
多くの法務担当者にとって、「現状でも大きな問題はない」「変えるのが大変そう」という心理的なハードルは非常に高いものです。
しかし、契約業務の効率化は「ツールの導入」ではなく「仕組みの最適化」であり、その第一歩が“案件受付の見える化”にあります。
手間のかかる報告や確認をなくし、チーム全体で案件を見渡せる環境を整えることこそが、法務部門の“攻めの業務改革”の出発点です。
■ 今こそ“案件受付の仕組み化”を考える時期
こうした背景から注目されているのが、契約業務全体を一元管理できる契約ライフサイクル管理(CLM:Contract Lifecycle Management)システムの導入です。
ContractS CLMでは、案件受付からレビュー、承認、締結、管理までをワンプラットフォームで実現できます。
本記事で紹介した「案件受付の課題」と「解決の方向性」をより詳しくまとめた資料
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