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ノウハウ APIとは?API連携とは?仕組みやメリットを初心者にも分かりやすく解説

投稿日:2024年04月19日

APIとは?API連携とは?仕組みやメリットを初心者にも分かりやすく解説

APIとは?API連携とは?仕組みやメリットを初心者にも分かりやすく解説

ITを取り巻く環境の変化は激しく、長らくITに携わっている人でも情報のアップデートは欠かせない状況です。組織のDXプロジェクトへの参画をきっかけにITに携わることになった方はなおさら、情報収集が大変かと思います。

 

相互が関係するサービスの利便性を高めるのに、APIという仕組みがあります。

APIとは何か、API連携とは何か、利用するとどのようなメリットがあるのか、分かりやすく説明します。実際に利用するイメージが湧くよう、特に契約業務の効率化について事例も取り上げています。

 

 

 

APIとは?定義

Application Programming Interfaceの頭文字をとった言葉です。

「アプリケーションをプログラミングするためのインターフェース」ということですが、分かりやすく説明するとどのような意味なのでしょう。

 

アプリケーションはパソコンやスマートフォンで動くソフト、プログラミングはパソコンやスマートフォンを動かすための指示です。

インターフェースはコンピューター用語では何かと何かをつなぐもの、という意味です。例えばパソコンとモニターをつなげるケーブルは、インターフェースの一種です。

 

つまりAPIとは「アプリケーション・ソフトウェアとプログラミングをつなぐもの」と言えます。

アプリ同士をつなげてできることを増やし、利便性を高められることがAPIの利点です。

 

APIにもいくつか種類がありますが、広く使われているのがWeb APIです。

インターネットプロトコル(IPとも言います。複数の通信ネットワークを接続してデータをやりとりするための標準規格)を介して通信するため、プログラミング言語の異なるアプリでも連携できます。Webブラウザで使えるのも特徴です。

APIの仕組み

API(Application Programming Interface)の仕組みは、利用者のリクエスト(要求)とAPI提供者のレスポンス(反応)で構成されます。

 

利用者がAPI提供者に対してリクエスト(要求)を送信し、API提供者がそのリクエストに応じてレスポンス(反応)を返すという流れです。

 

具体的には、利用者がAPI提供者に対して必要な操作を行うためのリクエストを送信します。このリクエストには、利用者が取得したい情報や実行したい処理などが含まれます。API提供者は、このリクエストを受け取った後、要求された操作を実行し、その結果として利用者にデータの送信や処理の実行などのレスポンスを返します。

 

重要なポイントは、API提供者が利用者が期待する反応を想定して、その実装を行い、利用可能な状態にすることです。つまり、どのような情報が欲しいのか、どのような連携が必要かニーズや要求を理解し、それに応じた計画、実装が必要です。

 

API連携で業務効率化を狙うには、どのような情報をどのシステムと連携して何の業務を効率化したいか要望を明確にしておくことが重要です。

API連携とは

API連携とは、アプリケーションやシステム間で機能やデータを連携することで、機能の拡張を可能とすることです。利用できる機能が広がるということです。

 

API連携を行うには、双方のシステムのAPIの情報が公開されている必要があります。

iPaaSとは

iPaaS(Integration Platform as a Service)とは、クラウドベースの統合プラットフォームで、異なるアプリケーションやデータソース間の接続、データの変換、ワークフローの自動化などを行うためのツールやサービスを提供します。

 

iPaaSは、API連携をより効率的に管理し、複雑な統合の課題を解決します。

 

iPaaSを使うことで、例えば顧客管理システム、契約書保管先用のファイルサーバー、契約管理システムのSaaSシステムなど複数のシステムをつなぎ高度に効率化されたワークフローを作ることが可能です。

 

例えば、Saleforceをはじめとする顧客管理システム(CRM)と契約ライフサイクル管理システムをWorkatoをはじめとするiPaaSを介してAPIで連携させると見積金額や、顧客の名称、住所等が連携され、転記作業をすることなく契約書の作成、審査へと進めることができるため人的ミスの削減や作業効率化をはかることができます。

iPaaSが必要な理由

異なるシステムやサービスを統合する際、API連携だけでは複雑さに対処するのが難しい場合があります。そこで、iPaaSは複数のAPIを組み合わせて統合を行うことができ、複雑な開発作業を必要とせずにデータ統合を実現します。



さらに、iPaaSはビジネスプロセスやワークフローの自動化を容易にします。単純なAPI連携では難しい、複数のシステム間でのデータの自動転送や処理を行うことができます。



また、iPaaSはセキュリティポリシーやアクセス制御などを一元管理できるようになっており、管理の一元化が可能です。

API連携のメリット

API連携のメリットをいくつかご紹介します。

効率化とコスト削減

API連携により、自動化されたデータの送受信や処理が可能となります。

 

異なるシステムやサービス間でデータや機能を共有することができます。これにより、データの重複や不整合を減らし、情報の一貫性を保つことができます。

 

また、人手による手作業やデータの二重入力を減らし、作業効率を向上させることができます。結果として、人件費を削減することができます。

リアルタイムのデータ共有

API連携を使用することで、リアルタイムでデータを共有することが可能です。これにより、最新の情報を利用することができます。

APIのデメリット

APIを活用するのであれば、自社ではコントロールできないことが生じうることを念頭に置く必要があります。

仕様変更やサービス終了の影響を受ける

APIを活用するということは、提供元に頼るということを意味します。提供者が仕様を変えたら、利用者も変更を迫られることが想定されます。

 

提供が終わることもあり得ます。同様の機能を使えなくなる可能性があるということです。

費用がかかるものがある

APIの中には利用の度に料金が発生するものもあります。効率化やユーザーの利便性向上を実現できても、金額によってはコストを圧迫する恐れがあります。

 

事前に金額を確認することはもちろん、コスト効率の向上を考慮する必要があります。

トラブルに自社で対応できない

API提供元でサーバー障害といったトラブルが発生すると、機能が使えなくなります。自社ではトラブルに対処できず、復旧を待つしかありません。

 

提供元が原因でサービスを利用できなくなった場合の対応を用意しておくことが必要です。

API活用の流れ

サービスによって異なりますが、本記事ではよくある流れを紹介します。

 

  1. API提供サービスに登録
    APIを活用するためには、まずAPI提供元のサービスに登録する必要があります。登録には、会社名や連絡先情報などの個人情報を提供することが一般的です。登録手続きには、サービスの利用規約に同意することも含まれます。
  2. APIキーとシークレットキーを取得
    登録が完了すると、API提供元からAPIキーとシークレットキーが発行されます。これらのキーは、APIを呼び出す際に認証に使用されます。APIキーは一般的に公開されるものですが、シークレットキーは外部に流出しないようご注意ください。これらのキーを使って、APIにアクセスする際にリクエストに署名することで、認証が行われます。
  3. 実装

身近なAPIの活用事例

GoogleはいくつかのAPI機能を提供しています。

オンライン上でクレジットカード決済できるのも、APIのおかげです。

ECサイトのクレジットカード決済

ECサイト側でカード会社が提供するAPIを使用することで、オンライン上でクレジットカードを利用できます。

ユーザーがクレジットカード番号などを入力すると、入力された情報はECサイトを介さずにカード会社に送られます。ECサイトには、カード会社から情報確認できたことと決済が完了したことが送られます。

 

個人情報の流出に留意しながら決済機能の開発を一から行うのは容易ではありません。APIの活用で、ECサイトはサーバー管理の手間などを削減しながら、そして顧客の個人情報を保護しながら、消費者の利便性を高めることができます。

Google API

例えばGoogleアプリのグーグルマップが挙げられます。ウェブページとの連携も可能で、HP上にグーグルマップを載せることができます。

 

ウェブページ内に検索窓を設置したり、翻訳してほしいサイトを翻訳してくれるAPIなども提供されています。

企業でのAPIの活用事例

ビジネスシーンでは、無駄をなくして業務効率化の実現のために活用されることが多いです。

企業内のツールを連携

異なるシステムを連携することで、情報共有が簡単になります。従業員同士の状況や業務の進捗の把握がスムーズになることで、業務効率化につながります。

EC事業者向けAPIプラットフォーム

物流業者とEC事業者が、ECサイト上で荷物と配送状況を共有できます。

購入者はECサイトで配達日時を変更できるため、EC事業者への問い合わせが減ると思われます。同時に、再配達減も期待されます。

ContractS CLM

ContractS CLMは、契約相談、契約書の作成、審査、承認から管理まで一括管理できるシステムです。

 

iPaaS等の中間システムを設置し、ワークフローとAPI連携することで、CotractS CLMでの承認起票をトリガーにワークフローシステムで新規ワークフローを自動起票し、その後ワークフロー側で承認が完了したことをトリガーにContractS CLM側の承認タスクを自動完了させる連携が可能です。

 

 

これにより、システム上での手入力不要で、商品名や値段などを反映できます。入力時のミスがなくなり、業務効率化も可能になります。

 

「既存の承認フローはどうしても並行で使わざるを得ない為、CCLMと組み合わせることは出来ないか?」といったお悩みへの解決法としてご提案しています。

 

このほかにも、Salesforceなどの顧客管理システムや自社開発のシステムとの連携も要件によってご提案が可能です。

まとめ

APIとは、アプリケーション・ソフトウェアとプログラミングをつなぐもので、アプリ間の機能共有を可能にします。

API連携により業務の効率化が可能です。

iPaaS(Integration Platform as a Service)は、クラウドベースの統合プラットフォームであり、異なるアプリケーションやデータソース間の接続、データの変換、ワークフローの自動化などを行うためのツールやサービスを提供します。これらのテクノロジーを活用することで、システム間の連携や業務プロセスの自動化を実現できます。

 

ContractS CLMはAPIが公開された契約ライフサイクル管理システムです。

ContractS CLMシステムを利用することで契約業務そのものの適正化をはかることが可能ですが、さらにiPaaSを介したAPI連携によりさらなる業務効率化が可能です。

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